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果樹の剪定入門

2024.11.21

11月9日に梅、16日に柿の剪定について学びました。講師は、果樹研究家の石橋国男氏(横浜市子ども植物園)です。町田敬氏(にいはる里山交流センター)には実技を主にサポートをしていただきました。石橋先生は柿の研究に40年以上取り組んでおり、「ミスター柿」の愛称を持つ柿のスペシャリストです。もちろん梅など柿以外の果樹についても豊富な知識と経験をお持ちです。
梅の講座では、徒長枝(垂直方向に出る枝で勢力が旺盛)の芽に楊枝を刺して、枝の伸びる方向の規則性を実際に確認しました。その上で、剪定すべき枝がどれなのか、分かりやすく説明してもらいました。
柿についても実物の枝を用いて、柿の花芽は枝の先端部分にあること、そのため切り戻し剪定すると実が成らないことを学びました。また「柿実図譜」という歴史的に貴重な資料も見せていただきました。
両講座とも虹の家にある梅と柿の樹で剪定の実習を行いましたが、虹の家の樹は剪定実習の良い教材となりました。
果樹剪定の基本は、それぞれの樹の自然樹形と生理を知ることであり、樹としっかりと対話して欲しいと説かれていました。

梅の剪定入門

柿の剪定入門

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