虹の家臨時休館期間の取り組みを契機として創設したこのコーナーは、今後名称も新たに、年間を通して
舞岡ふるさと村・舞岡ふるさとの森で見られる昆虫を、写真で紹介していきます。
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日向に咲くオオイヌノフグリ 野の草花の中で、春の訪れを強く感じさせてくれるもの、筆者にとってそれはオオイヌノフグリだ。 特に珍しくもなく、日当たりの良い場所には大抵生えている。 少し寒さが緩んできたころ、地面に拡がった茎と葉の上に、小さな青い花がたくさん咲き、これを見ると何だかウキウキしてくる。 影影: 2023年3月12日 |
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イタドリハムシ 葉の裏で休む (ハムシ科) 体長:8ミリメートル前後 またもや個人の好みで恐縮だが、これに出会うと春が来たなとしみじみ思う虫もいる。 それがイタドリハムシというハムシの仲間だ。 上に書いたオオイヌノフグリと同様に、珍しくもなく、また春にしか現れない種類でもない。 しかし、虫の姿が少ない時期に成虫が現れ、赤い模様が目立つので、春を告げる虫のイメージがとても強い。 特に珍しくはないはずの虫に、舞岡ふるさと村では出会う機会があまりなかったが、この日はスイバの葉の裏で休んでいるのを見つけることができた。 撮影: 2023年3月12日 |
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イタドリハムシ 食事中 この虫の名前の通り、タデ科のイタドリという植物の葉を食べるが、同じタデ科のスイバも食べる。 左の写真はスイバの葉を食べているところで、頭の下の葉には今かじり取ったばかりの痕が見える。 撮影:2023年3月12日 |