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こんな虫みつけたよ!in 舞岡

虹の家臨時休館期間の取り組みを契機として創設したこのコーナーは、今後名称も新たに、年間を通して
舞岡ふるさと村・舞岡ふるさとの森で見られる昆虫を、写真で紹介していきます。

R5年 1月26日 更新             
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季節外れのユキヤナギの花  季節外れのユキヤナギの花

地下鉄の舞岡駅から虹の家に向かう道には、
ユキヤナギがたくさんある。
花は、普通なら2月下旬から咲き始め3月中旬
には満開になるのだが、12月から1月でも
ほんの少しだけ花が咲いている。
気が早いというか季節外れの開花で、
狂い咲いている状態だろう。

撮影: 2023年1月8日 
ユキヤナギ枝上のイセリアカイガラムシ  イセリアカイガラムシ メス
(ワタフキカイガラムシ科)

そんなユキヤナギの枝に、花とは違う白い塊が
あちらこちらにくっついていた。
越冬しているイセリアカイガラムシのメスだ。
大きさは約10ミリメートル。

撮影: 2023年1月11日 
 イセリアカイガラムシ 拡大 イセリアカイガラムシ  拡大

イセリアカイガラムシはオーストラリア原産
の虫で、明治時代にはアメリカなどの地域から
苗木に付着して運ばれて来た。
糸のように細い口を植物に突き刺して汁を吸う
ので、農業上でも困りもののムシだ。
虫の本体はオレンジ色の前半部(写真では
上側)だけで、白い鳥の翼のような形の
後半部は、この虫が体から分泌したロウ物質
でできた卵のう(卵を保護する袋)だ。

撮影:2023年1月8日
 イセリアカイガラムシ 卵のうの中 イセリアカイガラムシの卵のうの中

撮影用に採集してきた個体は、卵のうの背中
が割れていたので、中をのぞかせてもらった。
卵のうに詰まったフワフワの綿のようなものを
取り除くと、オレンジ色の小さな幼虫が
出てきた。
長い触角と脚があり、活発に動き回っている。
そして卵のうの奥、メスのお腹に接する部分
には、赤い卵のかたまりが見えた。
冬の間も、卵のうの中では幼虫がふ化して
いるようだ。
野外では、卵のうの外側を歩く幼虫を見ている
が、幼虫は冬でも母虫から離れて独り立ちを
しているのだろうか。

撮影:2023年1月22日 
イセリアカイガラムシ 触角と脚  イセリアカイガラムシ
メス成虫の触角と脚


母虫の体を裏返してみた。
オレンジ色の腹部には、一対の触角と三対の脚が
あり、脚はモゾモゾと動かしていた。
一般にカイガラムシの仲間は、オスの成虫は翅が
あって移動できるが、メスは成虫でも翅がなく、
植物にくっついて動かなくなり、脚が退化して
なくなってしまう。
しかしイセリアカイガラムシは、成虫のメスも
歩いて移動することができるようだ。

撮影:2023年1月22日
 

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