虹の家臨時休館期間の取り組みを契機として創設したこのコーナーは、今後名称も新たに、年間を通して
舞岡ふるさと村・舞岡ふるさとの森で見られる昆虫を、写真で紹介していきます。
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フタホシシロエダシャク(シャクガ科)その1 翅を開くと23〜24ミリメートルの 小型のシャクガ。 白い翅の前縁に二つの黒い紋があるのが特徴。 幼虫は、サクラ類などバラ科の植物を食べ、 冬はサナギで越す。 撮影: 3月21日 |
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フタホシシロエダシャク(シャクガ科)その2 今年は3月下旬が成虫の発生時期らしく、 サクラの幹や林床のキヅタの葉などに 止まる姿をよく見かけた。 翅が白いので、どこに止まっていてもよく目立つ。 撮影: 3月21日 |
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クロヤマアリ(アリ科) 働きアリの体長5ミリメートル前後の黒いアリで、 より大型のクロオオアリ(7〜12ミリメートル) と共に、エサを探して歩く姿が普通に見られる。 撮影した日には、日当たりの良い草地の地面に いくつもの出入口が開いて、働きアリたちが 土粒を巣の外に運び出していた。 自分の体より 大きな土の塊もくわえて運ぶ力持ちだ。 なお、日本のクロヤマアリは、見た目では 区別できない4種類に分けられている。 撮影:3月25日 |
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カギモンヤガ(ヤガ科)その1 開張 36〜40ミリメートル キブシの花が3月中旬から咲き始めた。 夜になると、この花の蜜を求めて、 蛾の仲間がやって来る。 今夜、姿をみせてくれたのはカギモンヤガだった。 撮影: 3月25日 |
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カギモンヤガ(ヤガ科)その2 カギモンヤガは、早春に成虫が現れる蛾で、 前翅にはかぎ状の黒い紋がある。 垂れ下がったキブシの花を揺らさないように そっと顔を近づけると、ストロー状の口を 花の奥に伸ばして蜜を吸う様子が 観察できた。 撮影: 3月25日 |
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スジグロシロチョウ(シロチョウ科) 開張 50〜60ミリメートル こちらも、夜にキブシの花に止まっていた。 ただし、スジグロシロチョウは花の蜜を吸っている わけではなく、翅を閉じてまったく動かない。 いわゆる寝ている状態で、キブシの花を今夜の ねぐらに決めたようだ。 撮影: 3月25日 |