虹の家臨時休館期間の取り組みを契機として創設したこのコーナーは、今後名称も新たに、年間を通して
舞岡ふるさと村・舞岡ふるさとの森で見られる昆虫を、写真で紹介していきます。
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雪の舞岡 年が明けてすぐの1月6日、 一面が真っ白になるぐらいの雪が 舞岡にも降った。 |
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ウラギンシジミ(シジミチョウ科) そんな雪景色の舞岡で、越冬する虫の定番 ウラギンシジミに出会った。 こんな日には、チョウの体にも雪が降り積もって いかにも冬らしい写真が撮れると思っていたが、 雪はチョウが止まる葉の上に積もるだけで、 チョウの回りは雪がない空間が囲んでいた。 ウラギンシジミの越冬する姿を見るたびに、 ずいぶん無防備な身の隠し方だと思っていたが、 自分に雪が降りかからない場所ぐらいは 選んでいるようだ。 撮影: 1月6日 |
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モズのはやにえになったヒナバッタ 先日、ニホンカナヘビが「新巻鮭」状態で 木の枝にぶら下がっているのを見つけた。 「モズのはやにえ」だ。「にえ」にされた カナヘビは、恨めしそうな表情をしていた。 他にも「はやにえ」がないか探したところ、 今度はウメの木の枝にバッタが刺さっていた。 頭や脚がなく、かなり痛んだ状態だったが、 胸の背側にくの字の模様があることや腹側が 黄色いことなどから、ヒナバッタと思われた。 モズのオスは、「はやにえ」として貯えたエサを 食べることで、2月からの繁殖期には歌が上手 になり、メスにモテるようになるらしい。 (大阪市立大学と北海道大学の共同研究 2019年) 「にえ」として犠牲になる生き物たちも気の毒 だが、2月からの選考試験でライバルに 勝たねばならないモズのオスも大変だ。 撮影:1月16日 |
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